
(稲嶺市長と名護中学校駅伝部)
去年開催された第6回「世界のウチナーンチュ大会」において、「世界のウチナーンチュの日」を10月30日に制定する事が決まりました。それからちょうど1年経った2017年の10月30日、「世界のウチナーンチュの日」発祥の地である名護市で記念イベントが開催されました。
・SITA留学生取材チームがイベント体験&取材で参加
今回は名護市の協力の元SITA留学生取材チームが琉球舞踊体験と取材に同行し、母国語でイベント紹介記事を書いて世界に発信することになりました!
(SITA留学生取材チーム)
英語記事:http://si-ta.com/sekaiuchinanchunohi-max/
韓国語記事:
ポルトガル語記事:
中国語(繁体)記事:
英語記事:
・世界も大人も子供もみんな一緒にタンカーユーエー
「世界のウチナーンチュの日」をもっと世界に広める事を次の世代にも続けていってほしいという願いから今回のお祭りは保育園から大学生まで幅広い年代の子供世代が参加しています。
「世界のウチナーンチュの日」をもっと世界に広める事を次の世代にも続けていってほしいという願いから今回のお祭りは保育園から大学生まで幅広い年代の子供世代が参加しています。
(パトカーに先導される名護中学校駅伝部)
イベントの開始前、名護市内の駅伝部は「世界のウチナーンチュの日」と書かれたタスキをかけ、1964年に開催されたオリンピック東京大会の聖火が宿泊した嘉陽区にある聖火宿泊碑から約2時間かけてリレーを行い、最後はパトカー先導で会場内に入り、名護市長へタスキを渡しました。
タスキを渡された稲嶺市長は「世界のウチナーンチュの日」は今日で1周年。子供の1歳のお祝い「タンカーユーエー」のように、名護発信の「世界のウチナーンチュの日」の成長を見守り続けていきたい。ウチナーのDNAを持つワラビンチャー(子供達)や留学生の方もイベントを通して「世界のウチナーンチュの日」の事をもっと知ってもらい、交流の場を作り続けていってもらいたい。留学生の方々は本国に帰った時、この日を多くの人々に伝えてほしい。今日は、ムルマジュン(皆一緒に)お祝いしましょう!と子供達と共に会場を盛り上げていました。
(タスキを受け取った稲嶺市長)
・会場はすでにイチャリバチョーデー!
アルゼンチン出身の方とペルーの方々がすっかり打ち解けています。SITA留学生取材チームも混ざってる?
(イベント開始前から盛り上がるペルー、アルゼンチン出身参加者)
・研修生と留学生による「かきやで風」
名護市海外子弟等研修生と名桜大学留学生が琉球舞踊の「かぎやで風」を踊ります。SITA留学生取材チームのビアンカさんも参加しています!
(かきやで風1)
なんとたった6回の練習で踊りをマスターしてのお披露目です。見事な演舞に拍手喝采。
(かきやで風2)
・保育園児によるエイサー演舞
3,4歳児の可愛らしい演舞を見ながら会場も一緒に大はしゃぎ。
(キリン保育園)
エイサーや獅子舞が披露され「世界に紡ぐウチナーンチュになります!」と頼もしいメッセージなども発表されました。
(あおぞらの子保育園)
(あすなろの認定こども園)
・大活躍の高校生通訳
会場で通訳サポートとして奮闘していたのは名護高校生。
島袋省吾さんと比嘉百恵さんはちょっと緊張していると言いながらも見事な通訳で会場を盛り上げる一役を担っていました。頼もしい限りです。
(通訳の高校生)
・フードブースも賑やかです
ステージが盛り上がっている間、フードブースでは羽地鶏や地元の食材を使ったハンバーガーやつくねなど、地元の食材を使った美味しそうな商品が並び、会場のお客さんが次々に買い求めていました。
(羽地の駅)
わんさか大浦パークではデザートが女子に大人気。
(わんさか大浦パーク)
美ら島キッチンのハンバーガーはやんばる野菜がたっぷり入ってヘルシー!
(美ら島キッチン)
「和(なご)シークワーサー笑費隊」では名護産のシークワーサーのつかみ取りや果汁100%ドリンクが販売されSITA留学生取材チームのチャムさんも楽しんで取材していました。
(和(なご)シークワーサー笑費隊)
・「世界ウチナーンチュの日」を発案者登場!
再びステージへ向かうと、「世界ウチナーンチュの日」を発案した名護市在住の比嘉アンドレスさんと伊佐正アンドレスさんも市長と共に舞台に登場。那覇市で開催されている「世界のウチナーンチュの日祭典」の会場と中継でつなぎ、県知事や関係者と共に「世界ウチナーンチュの日」1周年を祝いました。
比嘉アンドレスさんと伊佐正アンドレスさんは「世界ウチナーンチュの日は
世界中の皆さんに支持され本日1周年。この日は各国でイベントが開催され、全世界がウチナーンチュ色になりとても嬉しい。ウチナーンチュのチムグクル、イチャリバチョーデー、ユイマールなどを大切に守り、次世代に受け継がれれば良いと願っています。お互いの文化を深め、お互いの絆を深めましょう!」と語りました。
・プロジェクトマッピングが登場!
普通は建物などに投影されますが、会場の大きな木がスクリーン。名護の豊かな自然が美しい色彩で表現され、皆見入っていました。
(プロジェクトマッピング)
・ウチナーンチュの魂を表現する美しい合唱
ステージから歌声が聞こえ振り返ると「沖縄・名護ジュニアコーラス」の皆さんが登場。小学生から高校生まで40人の皆さんによる合唱です。名護の夜空に美しい歌が響きます。
(コーラス)
・名桜大学チアリーディングさんの名演技
名桜大学チアリーディングの皆さんによる素晴らしい演技とMCも行われ、会場は大盛り上がりです。
応援団により名護市歌も合唱されました。
・会場のみんな一緒に「ウチナーンチュコール」
世界ウチナーンチュの日おめでとう!先祖への感謝と未来に希望を持って一緒に祝いましょう!の声と共にカチャーシーがはじまりました。この音楽が聞こえるとじっとしていられないのは世界共通。次々舞台に観客が上がり、市長と硬い握手を交わしていました。
会場の皆さんのメッセージ
「沖縄へお帰りなさい」
「ウチナーンチュの日Muchas Felicidades!」(本当に、本当におめでとう!)
など、世界各国から集まったウチナーンチュを歓迎したり、1周年を祝うメッツセージが送られました。
(メッセージ子供たち)
(メッセージ大人)
・「世界ウチナーンチュの日」発案者の2人にインタビュー
1年でここまでできるとは、本当に感無量です。多くの人々が来てくれてとても嬉しいです。ステージも子供たちが頑張ってくれて、未来への希望につながった。世界各国でイベントが開催されているが、過去に祖父や祖母が移住した際とてもお世話になったからとチケット代わりに恩返しで現地の方々にお米や衣類をプレゼントする国もある。古くから受け継がれる沖縄のチムグクルを大切にしながらもっとたくさんの人に知ってほしい。特に伝えたいのはイベントのタイトルにあるように、次世代も参加しての「ムルマジュン!」(みんな一緒に)今日この会場に来てくれた皆さん、イチャリバチョーデー!あなたも私も皆ウチナーンチュ!世界の様々な人とつながって、これからも世界のウチナーンチュの日を盛り上げていきましょう!と笑顔で語っていました。
(発案者の2人)
・来年も、そしてこれからも!
「世界ウチナーンチュの日」はこれからも世代を超えた様々な国の人が出会い、つながる日として受け継がれていくでしょう!
(出身地の旗と一緒に記念撮影)